2010/4/5
大野寺は、修験道の開祖と言われる役小角(えんのおづぬ)によって、開かれ、弘法大師空海によって、お堂が建てられたと伝えられます。役小角は役行者とも呼ばれ、伝説的な要素の多い人物ですので、お寺が開かれた経緯については、はっきりしないようです。
室生川を挟んだ対岸の高さ30mの崖には、 11.5メートルの弥勒仏立像が刻まれています。こちらは、 興福寺の僧・雅縁の発願により 制作されました。このような点から創建に興福寺が関係しているとの説もあるようです。
奈良県には桜の大木・古木が多いのですが、大野寺の小糸しだれ桜もそんな桜の一つで、樹齢は300年を超えます。古木のなかには、今にも枯れてしまいそうに勢いの衰えたものも有りますが、この小糸しだれ桜は、降り注ぐように花をつけ非常に勢いが有る名木と言えるでしょう。
大野寺は、奈良の山中にあるお寺では有りますが、近鉄大阪線室生口大野駅からも近く、比較的訪れやすいお寺と言えるでしょう。
大野寺山門。お寺の外からも見事な桜が見え、期待させてくれます。お寺そのものは、それほど大きくは有りません。
滝のように花をつけた枝垂れ桜。
境内には2本の枝垂れ桜が向い合って立っています。
高さ30mの岸壁に彫られた弥勒磨崖仏。 宇陀川の対岸に彫られているので、大野寺の境内からも見えます。
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