2017/12/1
山城国一宮である下鴨神社の境内には鎮守の森である糺の森があります。糺の森はムクノキやケヤキなど、約4700本の木が群生する原生林で、樹齢200~600年の大木も多く、新緑の季節も魅力的です。糺の森の紅葉は京都市内でも特に見頃が遅く、12月に入ってから見頃を迎える事も多いです。このため、紅葉のシーズンが過ぎてしまって、他の名所ではピークを過ぎてしまった場合などにお勧めです。
糺の森では、大きな木々の下に背の低いカエデが有る事も有り、やや他の紅葉の名所とは違った雰囲気を味わえます。紅葉しているカエデなどの木々のはるか上に大木の枝や葉が見え隠れして、カエデを中心に構成された他の名所とは違った景観を楽しめるのです。こういった条件もあって、糺の森では一度に森全体が紅葉に染まる事は有りませんし、年によっては、それほど赤くならないうちにシーズンが終わってしまう事も有ります。
そんな糺の森ですが、2017年は比較的赤い紅葉を楽しめたように思います。この辺りは運次第では有りますが、元々遅い時期の紅葉でも有りますし、他の紅葉の名所と同じ基準で見るのは、やめて糺の森独特の雰囲気を楽しむと良いでしょう。
糺の森には瀬見の小川と泉川の2本の川や参道があり、水辺や森、紅葉を合わせて楽しめます。特に世界遺産に登録されてからは神社内の整備が進み茶店なども設置されています。広い糺の森や下鴨神社へのお参りで疲れてしまった場合にも休憩を取れます。手鏡型の絵馬で有名な河合神社や、縁結びの相合社などが境内に有るので合わせてお参りすると良いでしょう。
下鴨神社は境内が広く入り口も複数有るので、利用する交通機関によって事情が変ってきます。事前に交通機関の利用と神社の中の施設の位置関係など把握しておくと良いでしょう。河合神社と本殿・楼門などは境内の両端に位置しているので、戻るのはやや時間がかかるかもしれません。
本殿近くの紅葉。この辺りは比較的大きな木が少ないのも有ってか、紅葉の進みが早いようでした。
瀬見の小川周辺の紅葉。森の中には瀬見の小川と泉川の2本の川が流れているので、水辺と紅葉を合わせた景色も楽しめます。
河合神社の大イチョウ。
2017年は赤くなったので、他の名所で紅葉が終わった後にもう一度紅葉を楽しめました。
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