2014/11/30
光明寺は、京都の西南 長岡京市の山裾にあるお寺です。京都市内からは少し離れていて阪急京都線の長岡天神駅と、西向日駅から同じぐらいの距離が有ります。徒歩30~40分といったところですね。長岡天神駅からバスも出ているようです。
阪急 長岡天神の駅前に観光案内所が有るので、市内の観光案内パンフレットをもらうのも手かもしれません。
光明寺は、浄土宗の法然上人が初めて念仏の教えを説いた地と言われ、弟子の蓮生が1198年に念仏三昧堂を建てたのが全身となっています。蓮生は、平家物語で平敦盛を打ち取るエピソードでも有名な武将 熊谷次郎直実が出家した後に名乗った法名です。この辺りのエピソードはボランティアのガイドさんから説明して頂きましたが、歴史上の人物が色々と絡んでいて、当時 浄土宗の出現は我々が考える以上にダイナミックな事件だったんだろうなと改めて考えさせられます。
さて、光明寺の紅葉ですが、広い境内のあちこちにモミジが植えられており、特にもみじ参道は紅葉のトンネルとなっていて見事です。
光明寺は、京都市内のお寺では有りませんが、非常に有名な紅葉スポットなので、観光バスで観光客が大勢訪れます。境内が広い事もあって、思ったほどは混雑してはいませんが、それでもかなり大勢の人が訪れる人気スポットである点には変わりないでしょう。物凄く穴場スポット的な雰囲気を期待すると、ちょっと違ったイメージかもしれませんが、京都近郊で比較的規模の大きな名所と考えるなら、候補に入れてみても良いかもしれませんね。
歴史的なエピソードにも思いを馳せて見れば全然違った形で楽しめる名所かなと思います。
御影堂。法然上人が、建永の法難と呼ばれる弾圧事件で四国へ流罪となった時に、自作の張り子の御影を弟子達に与えましたが、この御影がご本尊となっています。
御影堂脇の紅葉。真っ赤に紅葉していました。
御影堂から釈迦堂へは回廊を通ります。
釈迦堂正面の信楽庭。正面の門は勅使門です。
勅使門の反対側。同じ門ですが、全く違った雰囲気に見えます。
もみじ参道。勅使門の下から続いています。
落葉がかなり進んで、紅葉の絨毯状態でした。
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